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P.24 (航空機) : ミニ英和和英辞書
P.24 (航空機)[ぴー24]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

航空 : [こうくう]
 【名詞】 1. aviation 2. flying 
航空機 : [こうくうき]
 【名詞】 1. aircraft 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
: [き, はた]
 (n) loom

P.24 (航空機) : ウィキペディア日本語版
P.24 (航空機)[ぴー24]

PZL P.24は1930年代中盤にワルシャワPZL工場にて開発されたポーランド戦闘機である。複数の国へ輸出されたが、ポーランド国内での使用はほぼ皆無であった。
== 開発 ==
PZL P.24は、ズィグムント・プワフスキによってデザインされ、1931年のプワフスキの墜落事故死後、ウズィウォロッド・ジャキミュークによって完成に至ったガル翼が特徴のP.11を輸出用として並行開発された全金属製単葉戦闘機である。元となったP.11はポーランド国内でライセンス生産されたブリストル社マーキュリーエンジンを動力としていたが、契約上輸出が禁止されていた為、フランスのノーム・エ・ローヌ社が自社のエンジンをP.11に搭載してフランス空軍に売り込むことを提案し、これが採用された。
プロトタイプの初号機となるP.24/Iは760馬力ノーム・エ・ローヌ14kdsエンジンを搭載し、1933年の5月に初飛行を行った。”スーパーP.24”と命名された二号機となるP.24/II星型エンジンを動力とした戦闘機として、ボレスワフ・オルリンスキによる操縦のもと、当時の世界最高速記録(時速414km)を打ち立てた。この機体は1934年パリ航空ショーで展示され、当時として最速であると共に戦闘機として世界で初めて機関砲を装備していた為、大きな話題となった反面、当初の目的であったフランス空軍への売り込みはフランス国内メーカーからの強い反発があり、失敗に終わった。
その後、同時期にポーランド空軍が自国運用を踏まえたP.11の新型であるP.11cを開発していた為、パイロットの視界を確保する為に星型エンジンの搭載位置をやや下へずらすなどといった胴体の改修がP.24にも施され、胴体後部に関してはP.11cと同一になるなど、併行開発の恩恵をフルに受けていた。また、P11cとは異なり、930馬力のノーム・エ・ローヌ14kfsを搭載、全天候型の密閉されたコックピット、20mm機関砲2丁と機関銃2丁が装備されるなど、より実践的な機体として熟成されていった。この機体は"スーパーP.24bis"と命名されたプロトタイプ三号機P.24/IIIとして1936年に初飛行し、飛行実験をベースとした改修がされた後にP.24Aとして生産が開始された。また、機関銃を4丁装備したP.24B、機関銃4丁と50kg爆弾2個を装備したP.24Cが追って生産された。
P.24Dハンガリー空軍からの発注を踏まえた機体であったが、トリアノン条約上、ハンガリーに対して第一次世界大戦後の軍備に関する厳しい制限が設けられていた点を加味して1935年にハンガリーからのライセンス購入要望をポーランド政府は見送っており、後にハンガリー空軍がイタリアのフィアット CR.32を購入した為、開発は中止された。P.24EIAR P.24EとしてルーマニアのIARによってルーマニア国内にてライセンス生産された。
最後に生産された2機種はP.24FP.24Gで、1937年からノーム・エ・ローヌ14N07エンジンを搭載して生産された。両機種とも爆装が可能であったが、P.24Eは機関銃を4丁装備していたのに対し、P.24Fは機関砲と機関銃を各2丁ずつ装備していた。
机上論で終わったP.24Hは、自国への販売を目論み、機関砲を4丁、もしくは機関砲と機関銃を各2丁装備し、1100馬力のノーム・エ・ローヌ14N21エンジンを搭載するはずであった。しかし、すでに運用が開始されていたPZL P.11との兼ね合いや、理論上はより高性能とされていたP.50の開発が開始されていた為、開発は一時中止となり、第二次世界大戦の勃発と伴って再開は実現しなかった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「P.24 (航空機)」の詳細全文を読む




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